明日は妻の誕生日なんですよね。めでたい。

表題の通り、慣れたくない仕事というものがある。採用と評価だ。

ここで「慣れ」というのは、やり方やリソースが最適化・自動化されることであまり負荷がかからない状態で仕事ができるようになっていくことを指している。大抵の仕事は、慣れていくことで効率化できるので、場数を踏むことで慣れていくことはむしろ歓迎すべきだ。しかし、いっぽうで慣れの状態は、意識下にのぼらないことが増えることでもある。

採用と評価については慣れてしまうことに恐怖がある。それなりにマネジメント経験を積んできたとは思っているが未だにそうだ。人間、慣れていないことには基本的に不安や恐怖を感じるものなので、個人的にはそれを良いことだと思っている。というのも、この2つの仕事は基本的に権力勾配が出てくるからだ。どちらも意思決定の結果が自分ではない人間の生活に影響を及ぼす。慣れで決めてしまう話ではない。このような領域の仕事を慣れでしてしまった瞬間に、権力臭が出てしまうのだと思う。

ピープルマネジメントを中心としたロールにいる限り、両方とも避けられない仕事なので、慣れたくないとは言えどもやらずに済ませるわけにはいかない。であれば、せめてどのような結果であれ、都度のケースにおいて考えて決断したという記憶を残したい。というのはささやかな矜持のようなものだ。ただ、これが難しい。恐怖や不安と付き合う意味でも、慣れに負けそうになるという意味でも。