まだ試用期間が開けてません。

前提として、ジョインしてからの3ヶ月でガンガン自分の色出して遂行していくのは間違うことが多いけど、スタートアップかつ成長期のチームはほっといても良くない。もちろん、自社の事業ドメインや過去からの積み上げについては一番知らない立場ではある。しかし、過去ガムシャラにやってきている経緯もあってか、それなりにメンバー内に「思うところ」があったりする。これらの状況をクリアにして解決の道筋を立てたり、一般論としてケアできてないところにはある程度の専門性を持っているつもりだ。

というわけで、チームの基礎になるコミュニケーションのあり方を意識して、この段階でも良い方向に転がすためのことはすることにした。

何かする時に特に意識しているのは、

という3点。今までの経験が参考情報になりそうな場合は断ったうえで自分の意見を出すという感じ。他の会社でやっていたプロセス上の取り組みとか、ソフトウェア工学上の基本的な知識とかは押し付けなければインプットにはなる。

ただ、基本は教えてもらう立場だ。試用期間も終わってないようなタイミングでは、多少世間(会社の常識)知らずであっても許される。知るという名目であれば大体のことは受け入れてもらえる。この状況下では取り組みの精度は当然メンバーの方が高いのでこちらは質問することで手一杯。チームや会社のことに興味、関心があるのは当然だが、それを行動から感じてもらえるように意識してる。この段階で対話したことが、今後のチームで話すときのスタートラインになると思っている。

この3ヶ月でやり始めたことをリストアップすると、だいたいこんな感じ。

このうち、テレホンショッキング形式の1 on 1については、仕事の負荷が少し上がってきてカレンダーの埋まり具合が厳しくなってきたため、一旦入れられなくなってきている。

前面に出てるという感じはまだないが、何に対して仕事します、というのはアピールできているかな、と。

初めは特にロールなどは明言せずにやっていたが、曖昧な状態で続けていることで「どこまで自分の仕事に関係するんだろう?」という感じの疑問がありそうな感じがしたので、8月からチームのマネジメントをすることを宣言してもらった。マネージャのトリセツはこの段階で書いたものだ。

それと、今のところは自分が一番融通が利くので、チームの改善の施策なんかは「とりあえず俺がやってみる」メソッドで始めている。メンバーに質問するきっかけを作れるので一石二鳥。自分で持って始めたこれらの取り組みを移譲する取り組みも始めることができている。

出だしとしては割と良かったかなとは思うものの、自分の仕事は自己評価する類のものではないので、1年後くらいのメンバーの反応で見てもらうしかない。楽しみではある。