今のチームでやっていることは、だいたい先のことへの種まきだ。短期的な成果ではなく、向こう2〜3年の間で起きてくる様々な課題を乗り越えられるチームを作ることを念頭に入れてチームでやることを検討してる。
その時にベースになるのは、チームで良い習慣をどうしたら作れるか、である。以前、 習慣化する上で考えてること で、個人で習慣を大事にしていることを書いたが、チームでもあまり考え方は変わらない。
この2つを重視している。大きく、課題が出た時に対応していると、どうしても動きが鈍くなってしまう。明日、業務の隙間にやれることをやり続けることがチームの自律性を高めていくために必要だと思う。いずれ、遠くにたどり着く。
そのために、あべの考えを知ってもらい、チームとしての案を検討するためのミーティングと足元の各案件から横断的に課題を出すためのミーティングをそれぞれ設定した。ミーティングが多くなるデメリットはあるが、やってみて集約できそうならすればいいと思ってる(当然、この時間を持つことの是非はチームと確認した)。
前者は、マネジメントとして今どういうことが進んでいるかを知ってもらうことと、それらに対してどのような方針で進めようとしているかのアジェンダを出すところから始まっている。それに対して意見を出したり、背景・目的に対してツッコミを入れてもらう。これも習慣化をすることで、背景を知り意見を表明し、対応をマネージャ任せにしないための学習の一環だと思ってる。
後者は、足元のプロジェクトで起きていることから、チームのやり方を作っていくことを目的としている。今のチームはメンバーそれぞれが案件を個別に持っている形で、それぞれ考えながら対応している。もちろん、わからないことは相互に聞くが、個別のそもそも仕組みとして先に設計しておけばいいことには繋がりづらい。これらを検討して実際にアクションを起こすためのミーティングだ。
その他には、ハンガーフライトを実施した。案件の中には、状況の依存度が強く、単純なマニュアル化に向いてない知識がたくさんある。それをケースと一緒に共有してもらったものだ。
一度自分主導でお願いしてやってもらったら良い感じだった。似たような形での会の開催もされている。なので、自分としては第2回の開催や、他にやる時の後押しなんかをしていく。
ハンガーフライト後に、いくつかナレッジシェアのための共有会が立ち上がった。良い傾向だ。参加者の反応も良いし、他部署の参加者も出てきた。次回のハンガーフライトも期待している。
改善する項目を自分で決めて取り組む、得られたものから学習するチームになる。そのために、やる気になったものを止めないための援護射撃をとにかくしていくのが今力をいれていることだ。